いやぁ〜、更新がすっかりご無沙汰になってしまいました。
本業が忙しかったり、ドローン絡みの航空法が改正されたり、冬になったりで...。まあ言い訳は幾らでもありますよね...。(>_<)
でも、これまでの間も、仕事やプライベートでの依頼などで、ちょこちょこ飛ばしたりしてましたが、特に2015年12月10日から施行された航空法が改正されてからは、正式に許可を得るまで、ちょっと敬遠気味になっていたのは事実です。(^_^;)
この改正法、申請書などの雛形は有るのですが、基本的に「安全飛行マニュアル」を自ら作らねばならず、こういうものは手を抜きたくない性格なのも災いし、年末からこの春まで何かと忙しく、全然作業が進まなかったのですが、4月に入り少し時間に余裕も出てきたので、しっかりと勉強させて頂き、めでたく弊社でも「航空法第132条第2号(人又は家屋が密集している地域の上空)」と「航空法第132条の2第1号(夜間飛行)、第2号(目視外飛行)、第3号(人又は物件から30m以上の距離が確保出来ない飛行)」に関して、1年間の包括許可申請をさせて頂き、プロのドローン屋としての最低限の許可を得ることが出来ました。
ただ、函館市内のほとんどが、函館空港の飛行禁止空域(進入表面、転移表面もしくは水平表面又は延長侵入表面、円錐表面若しくは外側水平表面の上空の空域)に掛かるため、函館近郊で空撮を行う場合は、その都度別途、函館空港事務所への許可申請が必要となりますが...。
まあ、堅苦しい挨拶(?)は抜きにして、久々ドローンを飛ばして参りました。
今回行ってきたのは「茅部郡森町(かやべぐんもりまち)」。
あまり聞き慣れない町名かと思いますが、いわゆる国鉄時代に「いか飯(イカの中に米を入れて炊き上げた料理)」で有名になった「森駅」がある町で、町名「森町」は「もりちょう」ではなく「もりまち」と読みます。
実は、しばらくの間、この後に紹介する恵山撮影の天気待ちをしていて、当日、天気が晴れたので、一度恵山方面へ向かったのですが、どうも「空のヌケ」が悪く海岸線が絡まない撮影の方が良いかと思い、途中でUターンをして、以前から行ってみたいと思っていた「鳥崎八景(とりさきはっけい)」へと足を伸ばした訳です。
この鳥崎八景、函館からは国道5号線を1時間弱ほど北上し、森町の「道の駅」を通り越したすぐ先を左折して、鳥崎川に沿って山間部への約10Kmの間に「八景」が有るという名所で、自分は、以前勤めていた会社の先輩が、「熊に人が襲われた」と言う報道取材に行った場所という認識で、実はまだ行ったことが有りませんでした...。(^_^;)
ちなみに、この鳥崎八景以外でも北海道の山間部は「クマ」が普通に出ます。自分は幸いにもまだお会いしたことは有りませんが、山歩きをする際は必ず「熊よけ対策」を行なって入山願います。自分もその後、熊に襲われた報道取材を「上磯郡木古内町」で行ったことがあります。
話しが脱線しましたが、鳥崎川沿いに1〜8までの八景を見て遡上しましたが、どうもドローンでの撮影が難しい景観ばかりで、「屏風崖」も狙いたかったのですが、周りの樹木が多すぎて断念。今回は「駒ケ岳ダム」と直ぐ上流に有る「新鳥崎大橋」を撮影して参りました。
鳥崎八景の八景は以下の通り。
- 鳥地獄(とりじごく・国道入口から約2Km)
地中から炭酸ガスが発生しているところで、野鳥が窒息死していたこともあることから、この名が付いたといわれています。 - 屏風崖(びょうぶがけ・約2.5Km)
高さ約100メートルもの断崖が約2キロにもわたって、屏風をめぐらしたかのように続いています。 - 二見ヶ滝(ふたみがたき・約4Km)
深い樹林の中で、二股に分かれた滝が静かに流れ落ちます。四季を通じて流れ落ちる水量の変化が少ないこの滝の紅葉の季節は、ことに必見の美しさです。 - 獅子狭間(ししはざま・約4.5Km)
神楽を舞う獅子頭のような奇岩が、川岸に直立しています。周囲は、この岩の名から獅子狭間(はざま)と呼ばれています。 - 虹懸巌(にじかけいわ・約5.5Km)
岩根に時おり虹が架かることから、この名がつきました。樹木が密生し、川面に映る緑が美しいポイントです
※「虹懸巌」付近は、落石の危険のため車両通行止め - 駒ケ岳ダム(こまがたけだむ・約7.5Km)
水をたたえた湖面が、付近の風景と見事に調和しています。 - 新鳥崎大橋(しんとりざきおおはし・約8Km)
駒ケ岳ダムを横断する橋の上から、湖岸の緑と周囲の山々が見渡せます。特に秋の景観が見ものです。 - 上大滝(かみおおたき・約10Km)
アイヌの人々も「ポロソー(大きな滝)」と呼んだダイナミックな滝。10mもの高みから水煙をあげる様は壮観です。
[出典:鳥崎八景 | 北海道森町]
「駒ケ岳ダム」の下流にある多目的広場「緑とロックの広場」。
この広場の入り口にある「桜の木」の花がまだ散っていなくてラッキーでした。
この「緑とロックの広場」はキャンプ場としても有名で、まだこの時期の朝晩はかなり寒いでしょうけど、当日も二張、気の早いキャンパーがテントを張ってました。
また、当日はちょうど「駒ケ岳ダム」の放流が行われていて、空の青とのコントラストが印象的でした。
Komagatake Dam (Eight Views of Torisaki Valley)
Morimachi Kayabe-gun Hokkaido
2016.5.18 / DJI Inspire 1 - 4K30P
Music : ハヤシユウ「森林ループ」
http://bit.ly/1V8MlV8